マスキング剤とは?原理・役割・使い方

マスキング剤とは、熱、酸、アルカリ、溶剤など物理的要素や化学的要素に耐性を持っている物質です。

それを被マスキング部材に塗布することで一時的な表面保護を目的としています。保護したい箇所にマスキング剤を塗布し、塗装、メッキ、溶解などの表面処理を施します。

その後にマスキング剤を剥がすと表面処理の影響を受けない表面が現れます。この様に目的としたい部分だけに表面処理を施したいときにマスキング剤は使用されます。

マスキング剤の原理・役割・効果

マスキングとして最も有名なのはマスキングテープです。

マスキングテープは貼るだけで塗料の付着を防ぎ綺麗な仕上がりになります。

一方、弊社のマスキング剤は特殊ゴムを溶剤で溶解させた液体のマスキング剤です。

液体なので被マスキング部材へ自由に塗布が可能です。

また、マスキングテープより物理的要素や化学的要素に耐性を持ち、高温環境や様々な薬液にも侵されにくいです。

乾燥後のマスキング剤の強度も十分で表面処理を施した後に、容易に剥がすことが可能です。
マスキング剤の主原料に特殊ゴムを採用することでテープより様々な部材を保護することを可能にしました。

弊社のマスキング剤の詳細はこちら

マスキング剤の用途

様々な表面処理に使用可能ですが、以下の用途に関して実績があります。

無電解ニッケルメッキ電気メッキ溶融亜鉛メッキ硬質クロムメッキアルマイト処理化学研磨電解研磨
エッチング薬品処理メッキ治具の保護

MASKINGマスキング剤の使い方

01

保護機能向上

被マスキング部材へ塗布する前に脱脂洗浄を行うと、マスキング剤の密着性能が上がり保護機能が向上します。

02

マスキング剤を塗布

被マスキング部材の保護したい箇所にマスキング剤を塗布します。 塗布方法はハケ塗りや浸漬などが一般的です。塗布後は乾燥させて下さい。
乾燥時間は天候や膜厚によって変わりますが、およそ2時間ぐらいです。加温することにより乾燥時間は短縮されますが、引火し易くなるのでご注意下さい。

03

重ね塗り

作業される表面処理によっては2~3回の重ね塗りを推奨します。重ね塗りを施すと保護効果が向上します。重ね塗りをする場合、前塗り面が乾燥した後に施して下さい。また、重ね塗りを行うと作業終了後にマスキング剤が剥がしやすくなります。

04

表面処理

必要な表面処理を施してください。

05

作業終了

マスキング剤を剥がして一連の作業は終了です。溶融亜鉛メッキなどはマスキング剤が焼けて炭化し剥がれません。その場合は、強くこすったり洗浄などの除去方法をご検討下さい。

脱脂洗浄後

マスクエースS
塗布後

表面処理
(溶解処理)

マスクエースS
剤剥離

使用上の注意

本製品は引火性が高く低い温度でも引火致します。塗布・乾燥作業は火気及び発熱元がないところで行って下さい。

有機溶剤を含有するため作業時は有機溶剤用保護マスク、保護眼鏡、及び保護手袋等の保護具を着用して下さい。
なお、作業場所の通風・換気に十分注意して下さい。

プラモデルなどプラスチック製品へ塗布するとプラスチックが溶けたり変形するため使用できないことがあります。
プラスチックへ塗布する場合、あらかじめ試してからご使用下さい。